Google Summer of Code 2011 のアナウンスと二年の経験者からのアドバイス

はじめに

アナウンス

GSoC 2011 のサイトを見て、スケジュールやFAQなどを確認してください。

GSoC ってなに?

なにそれ?と、思うでしょう。 Google Summer of Code は Google がスポン サーを行なう、学生にオープンソースグループのためにコードを書いてもら うプロジェクトです。名前にある通り、夏に学生は開発を行ない支援金をも らいます。楽しい夏になりますよ!

どうやって参加するの?

このプロジェクトには二つの段階があります。

  • オープンソースグループがまず最初に書類を送って応募します。 Google は参加を認めるかどうかと、そのグループに何人の学生を割り当てるかを 決めます。
  • Google が参加するグループを3月ないしは4月に発表してから、学生は動き 始めます。 オープンソースグループを比べてみて、どのプロジェクトが面 白そうか決め、プロジェクトに申し込みします。 一人あたり一つの申し込 み、ではないことに注意。 一人でいくつも応募できるのです。"Don't put all eggs in one basket." :) 学生の応募が終わると、グループが参 加する学生を選びます。うまく選ばれたなら $500 が学生に与えられます。 あとはコードを読んで書いて……中間審査を通過すると6月半ばにはさら に $2000 が与えられます。そして、最終審査を通過すればさらに $2000 (去年は $2500) が与えられます。 (訳註: 去年は $500, $2250, $2250 だったと思う…)

GSoC での私の経験

私は二年間 Google Summer of Code に参加しました。参加したプロジェク トは

  • Minix 3 モジュール性が高く、セキュアで信頼できるサービスを userland のアプリケーションに提供することを目標にしたマイクロカー ネルのオペレーティングシステムです。OS開発に興味ある学生にはいいとっ かかりになります。 Minix 3 はまだまだ熟成中ですから、アイデアのあ るかぎりの面白いプロジェクトができることでしょう。
  • Drizzle これは MySQL から fork したプロジェクトです。 オリジナルの コードを大量にリファクタリングを行ない、よりモジュール性が高く、ク ラウドに適したものにしようとしています。データベースの内部実装に興 味があるなら、ぜひ真剣にこのプロジェクトを見てみるべきです! これ以 上言うことはありません。私としては、このプロジェクトはなかなか有望 だと思っています。 クラウド・データベース・マルチコア……他にこの3 つを全部併せ持つようなプロジェクトなんてないでしょう! :)

時の経つのはなんてはやいことか。私は今年は Google Summer of Code に もう参加できません。もう卒業してしまいましたからね。 GSoC は学生にオー プンなプロジェクトだと思います。学部・マスター・ドクター・研究生…ど れであってもいいわけですから、敷居は低いと思います。

では、次にどうやって二つの内容の異なる GSoC のプロジェクトに通過した かを書きましょう!

どうすればうまく審査通過しますか?

ここまで読んだ時点でうまく通過するためにすことの半分は終わっています。

数千もの申し込みの中からどうすれば選ばれるでしょうか? いくつかのポイ ントがあります。

  • 早く始める 諺にもあるとおり、"Early birds catch the worm" です。 参加グループの最終発表まで待つ必要なんてありません。 Google のサイ トに過去の参加リストが全て残っています。今すぐそこを見るべきです。 去年参加したグループはきっと今年も参加することでしょうか。
  • 情熱を見せる 一番 関心のあるプロジェクトを見つけましょう。いく つものプロジェクトに申し込みできる、と書きましたが、4つ以上のプロジェ クトに申し込むのはおすすめしません。 proposal を書くには準備が必要 ですから、4以上に申し込もむと1つのプロジェクトにさく時間がなくなっ てしまいます。これでは、さいころをふって幸運を祈っているようなもの です。そんなことでうまくいくはずがありません。これと決めたプロジェ クトに情熱を見せて、そのプロジェクトに集中しましょう!
  • 関わりをもとう オープンソースグループあるところには、コミュニティ もまたあります。コミュニティを見つけましょう! メーリングリストでも IRC でもなんでも結構、探し出してそこに参加しましょう。プロジェクト によっては、バグ追跡システムがあることでしょう。このバグ追跡システ ムを使いこなせるようになりましょう! そして、バグを報告したり、解決 したりしましょう。私の場合ですと、 Drizzle に申し込みしようとして いた時に launchpad にアカウントを作ってバグに目を通すだけでなく、 一つのバグを修正したりもしました。 素晴らしいでしょう!? 情熱を見せ、 関わりたい、という気持を持っているという素晴らしい証拠になるわけで す!
  • アイデアのプロトタイプを作る プロジェクトを良くするのにどうすれ ばいいかの大ざっぱなアイデアがあるなら、そのプロトタイプを作りましょ う。一方のデモは数千の言語よりもよっぽど価値があります。デモが不完全 でもたくさんバグがあっても気にすることはありません。大事なのは第一 歩を踏み出し、能力を見せ、実際にコードを書いてみせようとすることで す。審査に通過した時にはメンターと話して、よりよい実装にしていけば いいわけです。

OSSグループに向けてのアドバイス

学生がメーリングリストやIRCになだれこんできます。気をつけてください ね!

最後に

OK. いろいろ話しましたね。 私の書いたことが、あなたが Google Summer of Code に参加する参考になれば幸いです。

Author: Naohiro Aota

Date: 2011-02-07 月

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